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優秀エコバッグが続々 7月からレジ袋有料義務化 - 中日新聞

手のひらサイズの小袋に入った「NANOBAG」

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 七月一日から全ての小売店でレジ袋の有料化が義務付けられる。プラスチックごみを減らす狙いで、義務化を前に機能性やデザインにこだわったさまざまなエコバッグが登場。環境意識の高まりの中、手に取る人が増えている。一方、袋の厚みや素材によっては例外もある。混乱しないよう、基本的な内容を押さえておこう。

◆売り上げ8倍

 手のひらサイズに手早くたためたり、保冷機能を備えたり。銀座ロフト(東京都中央区)には、約三百種類のエコバッグが並ぶ。色や柄も多彩で、ファッションアイテムとしても良さそうだ。担当の西山舞さん(34)は「レジ袋有料化の話が出てから、次々と新しい商品が出ている」と話す。

 特に人気なのが、日常的に持ち歩くことを想定した、小さくて軽いタイプ。「NANOBAG」という製品は広げた状態で縦六十センチ、幅四十三センチになるが、生地が柔らかいため縦七センチ、幅五センチの小袋にしまうことができる。重さは二十グラムほどで、三十キログラムの重さに耐えられ、まとまった買い物でも大丈夫だ。

広げると縦60センチ、幅43センチになる。重さは20グラムほど

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 有料義務化はスーパーだけでなく、コンビニも含め全ての小売店が対象で、コンビニ弁当をすっぽりと入れられる、底の広いタイプも売れ筋。レジかごにセットして商品を入れ、そのままリュックサックのように背負えるバッグも、子育て世代に人気という。二酸化炭素(CO2)の吸収力が高いジュートを使うなど、バッグの素材で環境配慮をアピールする製品もある。

 昨年四月の店舗リニューアルに合わせて商品数を増やし、昨年一年間の売り上げは前年の約八倍に。「プラスチック問題への意識が高まる中、何か行動を起こしたい人が一歩を踏み出すきっかけになっているのでは」とみる。

 レジを通した商品を入れ、そのまま持ち帰れる「マイバスケット」にも注目が集まる。スーパーなどの買い物かごとほぼ同じ大きさ、形状で、袋に詰め替える作業が不要。袋に比べ、商品を傾かせずに運べるといった利点もある。

 レジ袋削減の一環で二十年前から製造している岐阜県笠松町の「スーパーメイト」には各地のスーパーなどから「扱いたい」との問い合わせが相次いでおり、マイバスケットの売り上げは商品によって二〜五割ほど増えたという。

 取締役営業部長の高橋則雄さん(64)は「有料義務化で、ようやく『何とかしよう』と動きだす企業が増えてきた」と話す。

機能性やデザイン性にこだわったエコバッグが並ぶ売り場=東京都中央区の銀座ロフトで

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◆コンビニ動く

 これまで有料化に積極的ではなかったコンビニでも対応の動きが広がる。ミニストップは昨年六月から千葉市内の直営店二店舗で、レジ袋を一枚三円で提供する実験をスタート。四日からさらに店舗数を増やした。セブン−イレブン・ジャパンは一月、有料義務化を見据え、広げればエコバッグとして使えるハンカチを東京都内の店舗で発売した。

 すかいらーくグループは昨年十二月、運営するガストやジョナサンなどのレストランで順次、テークアウト用のレジ袋を石油由来から、100%植物由来のバイオマス素材に切り替えた。

 (河郷丈史)

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February 06, 2020 at 03:04AM
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