プロ野球のドラフト(新人選手選択)会議が26日午後5時から都内で開かれる。アマチュア球界屈指の長打力を誇る佐藤輝明(近大)には、巨人、オリックス、ソフトバンクの3球団が1位指名を公言。最速155キロ左腕の早川隆久(早大)はロッテとヤクルトが1位指名を決め、いずれも競合が確実となった。
佐藤は今秋の関西学生リーグで通算14本目の本塁打を放ち、リーグ最多記録(1982年の現リーグ結成以降)を更新。将来の中軸候補と期待する声が多い。25日に1位指名を公表した巨人の原監督は、「非常にスケールの大きい(走攻守)三拍子そろった選手」と高く評価した。野手では、大学日本代表の4番を務めた牧秀悟(中大)、50メートル5秒台の俊足を誇る五十幡亮汰(同)も上位指名が有力視される。
早川は今夏行われた東京六大学リーグで自己最速の155キロをマーク。秋季リーグでも圧巻の投球を続け、1位候補の座を確固たるものにした。楽天なども指名を検討しており、競合覚悟で何球団が指名に踏み切るか注目だ。
150キロ台半ばの速球を誇る伊藤大海(苫小牧駒大)は地元の日本ハムが1位指名を明言。154キロ右腕の高橋宏斗(愛知・中京大中京高)も地元の中日が指名を決めた。今年は栗林
今年のドラフト会議は、全球団が一堂に会していた例年の方式とは異なり、各球団が個室に分かれて指名を行う。他球団が長考する様子などを見ることができないため、スカウトからは指名戦略への影響を指摘する声も上がっている。
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