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三笘薫が変えた「大学スポーツビジネス」 スーツに着替えた選手たち:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 いつもはトレーニングウェア姿のサッカー部員たちが、この日は全員スーツを着て、チームカラーの紺と水色のネクタイを締める。

 数多くのサッカー日本代表選手が輩出してきた筑波大学蹴球部の部員らが年初、部の活動を支援してくれる企業にあいさつ回りに出向く時だ。

 前のシーズンの成績と試合の様子をまとめたDVDを手渡し、これから迎える新シーズンの目標とスローガンを説明する。

 ひととおりのプレゼンが終わると、監督と主将、主務、その企業の担当部員が「今年もがんばります。応援、よろしくお願いします」と頭を下げた。

スポンサー局が企業まわり

 筑波大蹴球部には、現役部員50人からなる「スポンサー局」がある。部の活動を資金面で支援してくれる企業に、それぞれ複数の担当者がつき、足を運ぶ。

 局長で4年の三科安晃(さんしなやすあき)さん(24)は「企業から経営について話を聞くこともあり、勉強になる」と話す。

 三科さんは2年前から地元のスーパー「カスミ」を担当している。今年、グラウンドの人工芝の張り替えのため、追加支援をお願いしたという。すると、「コロナ下で業績が良くない。かなり厳しい」と率直な返事があった。

 「大変な中で僕たちを支援してくれているという重みを感じた」

きっかけは天皇杯で16強進出

 筑波大蹴球部は年1400万円の支援をパートナー企業から受けている。それまでも地元の企業とは良好な関係を持っていたが、2018年、部員有志が渉外チームを作って企業から寄付を募り始めた。現在は50人の部員が茨城県内を中心にパートナー企業19社に担当をもち、関係を築いている。

 きっかけは、筑波大が出場し、16強まで勝ち進んだ17年の天皇杯だった。当時、東京オリンピックでも活躍した日本代表の三笘(みとま)薫選手(現イングランドプレミアリーグ・ブライトン)らが所属していた。

 以前から応援してくれていた…

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