スポーツの力向上へ映像分析 県支援事業、12団体がソフト活用 - 岩手日報

　スポーツの競技力向上に、映像分析を導入する取り組みが県内で始まった。専用の分析ソフトの使用権を県が一括で取得して希望団体に割り当てる支援事業が本年度スタートし、水泳や陸上など１２競技団体が活用。トップ選手とのフォームの違いなどを客観的にチェックでき、効率的な練習に生かすツールとして期待される。

　県の「スポーツアナリティクスサポート事業」は、五輪メダリストも使うスイス・ダートフィッシュ社の分析ソフトを活用。各団体は選手の好調時と不調時のフォームを比較したり、対戦形式のゲームでは相手の傾向を分析して戦略に役立てたりすることができる。

　日本水泳連盟科学委員会メンバーの及川雄輝・盛岡南高水泳部顧問は、先行して同様の分析ソフトを使用。「優先順位をつけて強化することができる」と指導上のメリットを説く。

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