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パラ見るワールド:「知恵を絞ってメッセージを」 日本パラスポーツ協会・森和之会長 - 毎日新聞

インタビューに応じる日本パラスポーツ協会の森和之会長=東京都中央区で2022年12月14日午後2時19分、川村咲平撮影
インタビューに応じる日本パラスポーツ協会の森和之会長=東京都中央区で2022年12月14日午後2時19分、川村咲平撮影

 日本パラスポーツ協会(JPSA)の森和之会長(67)が東京パラリンピック後の2021年12月に就任してから1年が過ぎた。障害者スポーツのさらなる発展、普及への取り組みや、東京オリンピック・パラリンピックの汚職事件で揺れる札幌パラ招致に向けた思いなどを聞いた。【聞き手・川村咲平】

「良い思い出で終わらないよう」

 ――就任から1年たった。東京パラの「レガシー」をどう生かそうとしているか。

 ◆東京大会の熱気に続き、昨年3月に北京冬季パラが終わった。「通常モード」に戻った感じではあるが、JPSAの調査では、関心が高い水準を維持していると解釈している。

 日本選手団は、東京でも北京でも素晴らしい活躍を見せてくれた。ミッションの「縦軸」であるパラアスリートの国際的な競技力向上、(トップレベルの)山を高くする活動は一定の成果が確認できた。裾野を広げる「横軸」では昨年10月、毎年恒例の全国障害者スポーツ大会が栃木県で開かれ、地域、スポンサー一体の素晴らしい大会となった。パラスポーツが地域活性化につながる例だと感じる。

 東京大会でパラスポーツを知ってもらう機会が増えたのはありがたいが、良い思い出だけで終わらないよう努力しないといけない。ファンを増やし、障害の有無にかかわらず共生社会を意識することが大切だ。

 ――23年の活動方針は。

 ◆大きな国際大会は杭州(中国)アジアパラ競技大会。26年に愛知県で開かれるアジア大会の成功のためにも、杭州大会にしっかり取り組む。新型コロナウイルスの影響もあるが、それぞれ出場権を確保すべく頑張ってほしいし、全力で支援する。さらに25年のデフリンピック東京大会を歓迎し、パラスポーツを通じた共生社会の実現に向け、良い流れに発展してほしい。

 地域のパラスポーツ普及に向けては、障害者スポーツセンターの整備を以前から政府にお願いしてきた。(地域住民が)気軽にスポーツを楽しめ、地域の社会活動拠点としても意義がある。大都市圏と地方に温度差があり、地方は整備が行き届かず、指導者の確保も課題だ。

 ――関心を維持するための課題は。

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