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「DAZN」で試合たくさん見て…三上大勝代表取締役GMのコンサ便り - スポーツ報知

 Jリーグでは、従来の「共存」も大切にしつつ、より「競争」色も強めた改革が進められている。その一つが分配金のあり方。昨季まではJ1各クラブ、J2各クラブなど、ほぼ同じような金額が振り分けられていたが、今季の戦いから傾斜はより強まる。分配額を決める大きなファクターが、競技面(成績)と人気面の2つ。人気指数の測り方は様々だが、「DAZN」にサポーターがどれだけ加入し、ライブ、見逃し配信、ハイライトをどれだけ視聴してくれるかも大きなポイントになっていく。

 当コラムも通じて、そういう仕組みを一人でも多くの方に認識してもらった上で、サポーターにはぜひDAZNで、コンサドーレに関わる試合をたくさん見てほしい。チームとして1ケタ順位に入るとともに、人気面でもそこに入っていくことによって、翌年度の分配金にも大きな差が生まれる。アウェーの試合、見逃し配信やハイライトもポイントとなり、視聴時間が長ければ長いほど、換算されるポイントも高くなる。極端な例にはなるが、札幌ドームで現地観戦しながらDAZNの解説をイヤホンで聴いたり。そういう協力が、クラブとしては非常にありがたいものになってくる。

 もちろんライブ視聴が一番うれしいが、ハイライトだけでも見てもらえるような仕掛けも様々計画している。開幕・広島戦の“菅野の1ミリ”みたいなことが起こると「実際どうだったんだ」と見てくれる人も増える。そういう事象が起きたときにはSNSなどで積極的に発信していく。映像ルールもある中で実現の可否はあるだろうが、例えば、戦前のプランから実際の展開の中でどのようにプランを移行しながら戦ったのかなどの「後解説」を入れて、「そういう意図があったんだ。もう一回見てみよう」という形も面白いだろう。

 得点は取れている今季、得点後の5分、10分がしのげていない今季。その理由は何なのか。サポーターには、そういった観点で繰り返し観てもらうのもいいかもしれない。他クラブ同様に競技面にも当然力は入れているが、北海道コンサドーレ札幌の何よりの強みは「サポーターと一緒になってクラブをつくっていく」風土。もしかすると、トップ10、トップ5に安定的に入っていくのは、競技面以上にそちらの方が早いかもしれないし、それだけのポテンシャルがこのクラブにはあると感じている。値上げなどもあり、簡単に加入できる状況でないことは理解した上で、身近にクラブを強化できる一つの手段として、共に戦っていけたらありがたい。(株式会社コンサドーレ代表取締役GM 三上大勝)

 ◆三上 大勝(みかみ・ひろかつ)1971年9月17日、室蘭市生まれ。51歳。室蘭大谷高、札幌大を経て、94年から2年間、当時JFLのNEC山形でプレー。ポジションはDF。99年に当時の札幌の運営会社「北海道FC」入社。00年から強化部スカウト。07年に強化部長に就任し14年からGMを歴任。同年から一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブの代表理事も務めていた。22年1月、コンサドーレの代表取締役GMに専任となった。

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