サッカーのJリーグが2月23日に開幕しましたが、その直前の17日に富士フイルム・スーパーカップが東京・国立競技場で行われました。5万2142人の観客が見守る中、天皇杯全日本選手権の王者・川崎フロンターレが、昨シーズンにJ1リーグ初優勝を果たしたヴィッセル神戸を1-0で破り、2021年大会以来3年ぶり3度目の優勝を決めました。
富士フイルム・スーパーカップは、天皇杯覇者と前年のJ1リーグの優勝チームが対戦する大会で、新しいサッカーシーズンの幕開けを告げる大会です。
試合は、ほぼベストメンバーで臨んだ神戸を相手に、川崎は家長昭博選手(37)、脇坂泰斗選手(28)ら中心選手をベンチからも外した大胆な布陣。チームは2月13日に中国で、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦ったばかりでした。疲れがたまる過密日程だったため、その試合から先発11人を全員入れ替え、新しくチームに入った選手が5人もスターティングメンバーに名を連ねました。
試合を決めたのも新加入選手でした。後半3分、右サイドのフリーキックから神戸のゴール前へロングボールを入れました。ゴールキーパーがはじいて、神戸の選手がボールをクリアしようとしたところにDFファンウェルメスケルケン際選手(29)が、右足で詰めてゴールを決めました。
ファンウェルメスケルケン選手は、J2ヴァンフォーレ甲府の育成組織で育ち、オランダでプロ経験を積みました。日本で臨む初の公式戦で決勝点を挙げた右サイドバックは、「ゴールにつながって本当にうれしい」と喜びました。
選手層の厚さと戦術の幅を見せてのタイトル獲得に、キャプテンマークを巻いたMF瀬古樹選手(26)は「誰が出ても勝てるチームになりたい」と語りました。昨シーズンのJ1は8位と苦しみましたが、王者返り咲きに期待を抱かせる会心の勝利でした。
■神戸は速攻に持ち込めず
J1王者の神戸にとっては、不満の残る今季公式戦初戦となりました。先発メンバーはエースFW大迫勇也選手(33)を中心に、昨シーズンの主力選手がずらり。前半から相手ゴールに迫りましたが、後半早くに失点してからは勢いがなくなりました。さらに新しく入った選手もいる中でパスのつながりが悪く、昨シーズンの持ち味だった速攻が影を潜めました。
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