2018年に起こった西日本豪雨や2019年9月の台風15号による甚大な被害など、異常気象による相次ぐ災害の発生、世界的に大きな話題となった環境活動家のグレタ・トゥンベリさんの演説などにより、海洋汚染やオゾン層の破壊、地球温暖化など、さまざまな環境問題に関心が集まっています。そこで今回は、TSUTAYAやTポイントの運営・サービスを提供するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、18~69歳の男女1,504名を対象に行った「エコ活動・SDGsに関するアンケート調査」から、エコ活動に対する関心や取り組みについて考えました。
約8割がエコ・環境問題に関心あり
エコや環境問題に関心があるかどうかを尋ねた質問では、「関心がある」と「やや関心がある」と回答した人が79.3%となりました。
性別・年代別に見ても「関心がある」「やや関心がある」の割合は8割前後となっており、性別・世代を問わず、多くの人がエコや環境問題に関心を持っていることが分かります。
また、環境問題についての報道が増えているなか、環境問題に関連する新たな言葉も耳にする機会が多くなってきました。その理解度について尋ねた質問では、以下のような結果になりました。
食べ残しや期限切れなどの理由で、本来食べることのできる食品が廃棄されることを意味する「フードロス」は74.3%、プラスチックごみによる海洋汚染や生態系への影響を指す「廃プラスチック問題」は62.0%が、「内容を詳細まで知っている」「内容をある程度知っている」と回答しており、比較的理解度の高い言葉であることが分かります。一方で環境・社会・企業統治の要素を考慮した投資を指す「ESG投資」と、人や社会・環境に配慮した消費行動をする「エシカル消費」は10%を下回る結果となっており、まだまだ理解度が低いキーワードといえるでしょう。
気軽にできるエコ活動とは⁉ 50~60代女性を“お手本”に!
エコ活動のために普段持ち歩いているものを尋ねた質問では、以下のような結果になりました。
トップは「エコバッグ」で75.7%、続いて2位「マイボトル」47.3%、3位「手作りのお弁当(使い捨て容器は除く)」32.3%となりました。この結果を性・年代別に見てみると、50~60代の女性は「エコバッグ」は94.9%、「マイボトル」も60.9%と、エコ活動に積極的であることが分かります。
次に、毎日の生活の中でできるエコ活動の一つとして挙げられる、ごみ捨てについて、家庭ごみを捨てる際に気を付けていることを尋ねた質問では、50~60代女性の過半数以上が、全ての項目について気を付けていると回答しており、習慣としてこれらの行動を行っていると推測されます。
ごみ捨て以外のエコ活動について、意識的に行動していることについて尋ねた質問では、「水を流しっぱなしにしない」70.3%、「食べ残しはしないようにする」69.6%、「電気をこまめに消す」66.7%、「詰め替え可能な商品を買う」64.8%、「使い古しのタオルなどはぞうきんにして使う」59.7%が上位にランクインしました。
こちらの質問でも、50~60代女性は、ほとんどの項目で意識的に行動している割合が全体平均よりも高くなっています。これらのエコ活動は、エコであると同時に節約にも繋がることから、日々の生活の中で取り入れている人が多いようです。
まとめ
環境に配慮した取り組みとして、スターバックスがプラスチック製ストローを廃止し紙製ストローに切り替えることを発表したことが大きな話題を呼びました。また、政府が2020年7月からレジ袋の有料化を義務づける方針を決定するなど、私たちの生活に直接関係する形で、エコに関する取り組みが行われ始めています。エコ活動を特別なことと捉えてハードルを上げるのではなく、50~60代女性をお手本に習慣化することで、無理せず取り組めると良いですね。
【調査概要】
調査方法:インターネット (Tアンケート)
調査期間:2020年1月28日(火)~1月29日(水)
調査地域:全国
調査対象:18~69歳の男女(T会員)
サンプル数:1,504名
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
執筆者:ARUHIマガジン編集部
本記事は「ARUHIマガジン」から提供を受けております。著作権は提供各社に帰属します。
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February 25, 2020 at 05:00PM
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