ヤクルトが今季でソフトバンクを退団する内川聖一内野手(38)の獲得調査に乗り出すことが1日、分かった。課題の得点力向上に向けて、通算2171安打を誇る天才打者の調査に動く。
内川は今季20年目で初めて1軍出場がなかったが、2軍戦では42試合で打率・327、1本塁打、17打点。この日は、ウエスタン・リーグ最終戦の阪神戦(タマホーム筑後)に出場し、「このままでは終われない。野球をやめる決心がつかなかった」と現役続行の意向を表明した。
ヤクルトは2年連続最下位が決まった今季、440得点、104本塁打がともにリーグ5位。得点力不足の打開策として、正式退団後に調査を進める。首位打者を2度獲得したバットコントロールは健在で、代打や一塁、外野での起用は可能。豊富な経験や技術は若手への好影響も期待できる。
「内川が必要だと言ってくれる球団が出てくれることを祈っている」と話した38歳。中日も調査に乗り出す見込みで、横浜(現DeNA)、ソフトバンクに続く新天地を模索する。
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