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今を生きる、今を書く:大学スポーツをめぐるプロアマ論争(中)=町田樹 /23 - 毎日新聞

国学院大助教の町田樹さん=横浜市で2022年4月19日、三浦研吾撮影
国学院大助教の町田樹さん=横浜市で2022年4月19日、三浦研吾撮影

 本連載では前回から全3回にわたり、大学スポーツのプロアマ論争について考察する。第2回となる今回は、NCAA(全米大学体育協会)と、そこに所属している学生アスリートの間で繰り広げられたプロアマ論争の全容に、迫っていきたいと思う。

NCAAの事例

 日本とは大きく異なり、NCAAが統括する大学スポーツには、アマチュア規定が存在している。アマチュア規定とは、学生アスリートにアマチュアであることを要求するものであり、「プロ選手と競技してはならない」「賞金を稼いではいけない」「プロチームのトライアウトや練習に参加してはいけない」などといった厳格な規則で構成されている。したがって、米国の大学に所属する学生アスリートがNCAAの競技会に参加するためには、これらの規定を順守し、アマチュアリズムに徹しなければならない。

 ところが、前回のコラムでも説明した通り、NCAAは学生アスリートの競技会を収益化しており、その年間収益額はチケット収入や放映権料などを合わせて、…

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