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eスポーツ 燃える泉佐野 - 読売新聞オンライン

 対戦型コンピューターゲームを競技化した「eスポーツ」の技術向上を目指した高校生向けの合宿「eスポーツキャンプ」が8月下旬、泉佐野市で行われた。全国から44人が参加。3泊4日の日程で練習に励み、交流を深めた。同市では来年度以降も年3回の合宿を予定するほか、プロ育成の取り組みも進めるとしており、eスポーツの先進都市を目指す取り組みが本格化している。(北口節子)

 「これは、うまく立ち回った。相手を逃がしません」「スモーク(煙幕)をうまく利用しましたね」

 合宿最終日の8月25日、関西空港の対岸にあるりんくうタウンの会場で、合宿参加者による大会の決勝戦が実況解説付きで行われた。ほかの参加者らは、大型モニターに映し出されるプレイの様子を真剣に見つめ、時折、拍手を送ったり、歓声を上げたりしていた。

 eスポーツキャンプには、北海道から九州までの15~18歳計44人が参加。5人チームで攻撃と防御に分かれて銃撃戦を行うゲーム「VALORANT(ヴァロラント)」の実力で9チームに分かれた後、各チームに付いたコーチの指導を受けたり、練習試合で競い合ったりした。「ゲスト講師」として登場した各地の大会で活躍するプロゲーマーらからアドバイスを受ける場面もあった。

 「ゲーム合宿」の名の通り、チームメンバーで一緒に地元食材を使った昼食を食べ、夜は同じホテルに宿泊。寝食を共にすることで交流が生まれ、参加者たちは自発的に居残り練習に取り組んだり、自由時間に作戦を話し合ったりしていた。

 熊本県から参加した高校3年生は「もっと強くなりたいと思って合宿に参加した。たくさん仲間ができて、高校生活の一番の思い出になった」と笑顔で話す。愛知県の高校1年生も「初めは緊張したけど、コーチや仲間が気軽に接してくれたので自信がついた」とし、「将来はゲーム関連の仕事に就きたい」と瞳を輝かせていた。

 泉佐野市は11月下旬、りんくうタウン駅ビル内にeスポーツの拠点施設(約200平方メートル)を開設するほか、2023、24年度には選手を育成するための合宿も計画している。市は「競技人口が増え、世界的な注目が集まっているeスポーツを泉佐野から盛り上げていきたい」としている。

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