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スポーツ科学の活用拡大を 選手支援の新施設オープン - 時事通信ニュース

2022年09月05日15時50分

スポーツ科学などを駆使して選手を支援する「ネクストベース・アスリートラボ」のモーションキャプチャーを使ったデータ計測のデモンストレーション=8月24日、千葉県市川市

スポーツ科学などを駆使して選手を支援する「ネクストベース・アスリートラボ」のモーションキャプチャーを使ったデータ計測のデモンストレーション=8月24日、千葉県市川市

 アスリートをスポーツ科学やデータ分析で支援する「ネクストベース・アスリートラボ」が8月27日、千葉県市川市にオープンした。ネクストベース(本社東京)はプロ野球や社会人野球の選手らの支援で実績があるが、新施設では高校生から小学生までも対象としたサービスを提供。バスケットボールなど他のスポーツにも対応可能だという。

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 ラボには体のさまざまな箇所に取り付けたセンサーで動きをデータ化するモーションキャプチャー、1秒間に2000コマの撮影が可能なハイスピードカメラ、地面にかかる「床反力」を計測するものなど高性能な機器がそろう。中心的アナリストの神事努・国学院大人間開発学部准教授は「数値データを使って測定し、スポーツ科学に基づいた評価を行い、選手個人の特徴に合わせたテーラーメード型のトレーニングを行うのがこの施設」と説明する。
 サービスは予約制で、投球スピードや回転数などを計測して投手としての能力を評価する「ピッチングアセスメント」は1回1万円、新たな球種習得などを目指す「ピッチングデザイン」は1回3万円。投球フォーム改善、球速向上のためのトレーニングを行う「ピッチングバイオメカニクス」は1回9万円となっている。
 安価ではないが、「いいサービスで対価を得て、スポーツ産業を大きくできれば」と神事氏。バイオメカニクス、生理学、栄養学などさまざまな分野があるスポーツ科学を知ることは、けがの防止などにも役立つ。
 今後は個人へのサービス提供を柱にしつつ、プロ野球の球団単位の契約なども視野に入れる。ネクストベースの中尾信一社長は「アスリートラボをうまく活用しながら、日本のスポーツ界を活性化させたい」と話した。

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