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英トライアンフ モーターサイクルは2022年11月3日(現地時間)、ネイキッドスポーツ「ストリートトリプル765」の2023年モデルの情報を公開。改良を加えた「ストリートトリプル765 R」「ストリートトリプル765 RS」に加えて、限定モデル「ストリートトリプル765 Moto2エディション」を設定すると発表した。
レース用エンジンの技術を用いてパフォーマンスを向上
トライアンフ・ストリートトリプル765は、排気量765ccの水冷直列3気筒エンジンを搭載したミドルクラスのネイキッドスポーツモデルで、アグレッシブなスタイリングと機敏な走りを特徴としている。
2023年モデルでは、トライアンフがFIM世界ロードレース選手権Moto2クラスに供給しているレース用エンジンから技術をフィードバック。エンジンの圧縮比を変更(12.65:1から13.25:1)したほか、新たな燃焼室形状に合わせてピストン、コンロッド、ピストンピンの設計を最適化した。これらにより、最高出力はRでは従来型の118PS/1万2000rpmから120PS/1万1500rpmに、RSでは123PS/1万1750rpmから130PS/1万2000rpmに向上。トルク特性も7500rpm付近において増強が図られ、最大トルクは各車共通で80N・m/9500rpmにアップした。
ドライブトレインにも手を加えており、各ギアとファイナルドライブのギア比を変更することで加速性能を強化。またサーキット走行にも対応するクイックシフター(アップ/ダウンの両方に対応)を全車標準装備とした。
このほかにも、ハンドルバーの幅を12mm拡大するなどしてエルゴノミクスを改善。RSではより素早いターンを実現するため、キャスターアングルをはじめとした足まわりのジオメトリーも変更した。ブレーキはいずれもブレンボ製で、特にRSではフロントにφ310mmのツインディスクとブレンボ製Stylema 4ピストンラジアルモノブロックキャリパーを装備。電子制御系では、全車に最新世代のコーナリングABSや介入レベルを4段階で切り替えできるコーナリングトラクションコントロールを採用した。ライディングモードは、Rは「ロード」「レイン」「スポーツ」「ライダー」の4種類、RSはこれに「トラック」モードを加えた5種類となっている。
運動性能を追求した765台の限定モデル
ストリートトリプル765の2023年モデルに設定されるMoto2エディションは、RSをベースにより運動性能を高めた限定モデルであり、販売台数はグローバルで765台。このうち、日本へは100台が導入される。
特に大きく異なるのが足まわりで、サーキット走行に対応するべくオーリンズ製の倒立フロントフォーク(φ43mm)とピギーバックリザーバー式リアサスペンションを採用。クリップオンハンドルバーの位置も、RやRSより80mm低く、50mm前方に移動している。
視覚的にも他のモデルとの差別化が図られており、フロントマッドガード、サイドパネル、ヘッドライトフィニッシャー、アンダーカウルなどには、軽量なカーボンファイバー製のパーツを採用。各部にあしらわれた「Moto2」のロゴや専用のカラーリングも同車の特徴で、トップヨークにはシリアルナンバーが施されている。
価格は以下のとおり。
- ストリートトリプル765 R:119万5000円
- ストリートトリプル765 RS:149万5000円
- ストリートトリプル765 Moto2エディション:189万5000円
(webCG)
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