バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)は28日、高松市総合体育館などで第19節7試合が行われ、香川ファイブアローズは同じ西地区の奈良に90―87で競り勝って連敗を3で止めた。通算10勝24敗で、地区順位は奈良と入れ替わって6位となり、最下位から脱出した。
香川はこの日、インサイドで苦戦した前半を39―49で折り返したが、後半に守備を立て直して逆転で勝利した。第3クオーター(Q)は、アダムス、児玉の内外の得点や伊集、ヴァーグの3点シュートなどで追い上げて一時逆転。66―67で迎えた第4Q序盤にヴァーグの得点で再び逆転すると、以降はリチャードソンがしぶとくゴール下からねじ込むなどして接戦をものにした。
アダムスがチーム最多21得点、7リバウンドを記録。リチャードソンが19得点と続き、児玉、ヴァーグ、伊集も2桁得点を挙げた。
香川は29日、同体育館で奈良と第19節第2戦を行う。
▽高松市総合体育館(623人)
香川10勝24敗 90(18―25)87 奈良9勝25敗
(21―24)
(27―18)
(24―20)
B2勝敗表(28日現在)
▽西地区 勝 敗 勝率 差
(1)佐賀 28 7 .800 −
(2)長崎 23 11 .676 4.5
(3)熊本 20 14 .588 7.5
(4)愛媛 16 19 .457 12.0
(5)福岡 14 21 .400 14.0
(6)香川 10 24 .294 17.5
(7)奈良 9 25 .265 18.5
(注)順位はリーグ規定による
◎14点差逆転 アダムスけん引 伊集「復帰後ベスト」
最大14点差を追いついて、最終盤は1点を争う激戦を制した。香川は待望の後半戦初勝利。自身最多の21得点を挙げ、勝負どころでのブロックも光ったアダムスは「チームに貢献できるよう集中していた。自分のエナジーが仲間にも伝わってくれた」とうなずいた。
前半は、スタメン出場したヴァーグが第1クオーター(Q)にファウルトラブルでベンチに下がり、得点源のヘソンも調子が上がらず苦しい展開に。相手にはゴール下周辺のペイントエリアから得点を伸ばされ、ミスからも走られた。
だが、後半からヴァーグが戻り、インサイドの守りで奮闘すると、流れが変わった。攻撃ではアダムスがオフェンスリバウンドからゴール下を決め、得意の外角からも沈めるなど、逆転劇をけん引。21得点のうち、後半だけで17得点を挙げた。
もう一人、伊集も要所で3点シュートを決め、第4Qはフル出場して試合を引っ張った。連敗脱出に「苦しい中で大きな1勝」と言葉に実感を込めた。昨年11月下旬に大けがから復帰し、思うように体が動かないときもあったというが、今季最多の13得点や5アシストをマークして「やっと自分らしさが出せた。復帰後のベストパフォーマンス」と息をついた。
これで地区順位を一つ上げたが、第2戦に勝たなければ、再び最下位に転落する。今後のチーム浮揚が懸かる重要な一戦に向けて、伊集は「本来の力を見せて勝ちにこだわっていく」と表情を引き締めた。
選手の自信に
香川・石川裕一ヘッドコーチの話 ようやくクロスゲームを勝ち切れた。選手の自信になる。前半は思うような形にできなかったが、後半はベンチメンバーを中心によく守り、逆転できた。第2戦もハードワークして2連勝をつかみたい。
佐賀 69―52 越谷
青森 78―71 A千葉
福岡 85―78 福島
西宮 94―63 愛媛
熊本 78―66 東京Z
長崎 104―85 山形
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