自動車耐久レース、第91回ルマン24時間は11日、フランス西部ルマンのサルテ・サーキット(1周13・626キロ)でゴールを迎え、2台体制で臨んだトヨタは6連覇を逃した。

平川亮らの8号車が2位となり、小林可夢偉らの7号車は夜間に複数台が絡む接触に巻き込まれてリタイアした。

フェラーリ51号車が優勝。3番手から出たトヨタ8号車は先頭を追い上げていた終盤にクラッシュしてピットインを余儀なくされ、勝機を逸した。

ルマン24時間は1923年に初開催され、今年で100周年。世界耐久選手権(WEC)シリーズに組み込まれ、今季の第4戦となる。

◆平川亮の話 ものすごくタフなレースだった。フェラーリとのバトルは本当に大変だったが、決して諦めることなく全力で戦った。ミスから学び、さらに強くなって戻ってきたい。

◆小林可夢偉の話 ブレーキを踏んで減速したところ、後続車に追突された。(レースで)生き残るというのが本当に最大の目標。それができなかったのが本当に悔しい。

(共同)