スポーツクライミング ボルダー W杯 第5戦 男子 緒方良行が3位 - nhk.or.jp

スポーツクライミング、ボルダーのワールドカップ第5戦がイタリアで行われ、男子は、この種目で2年連続の総合優勝を果たしている緒方良行選手が日本勢トップの3位となり、今シーズン初めて表彰台に立ちました。

スポーツクライミングのボルダーは「課題」と呼ばれるコースを、制限時間内にいくつ登ったかを競う種目で、今シーズンのワールドカップ第5戦は、11日、イタリアで男子の決勝が行われました。

6人で争われる決勝には日本勢4人が進出し、このうち、2年連続で年間総合優勝を果たしている緒方選手は、1つ目と2つ目の課題では、最後まで登り切ることはできなかったものの、コースの途中にある「ゾーン」と呼ばれるポイントに到達しました。

そして、3つ目の課題を4回目のトライで登り切ると最後の課題では、持ち味の腕の力を生かして、1回目のトライで登り切る「一撃」で完登に成功しました。

この結果、緒方選手は日本勢トップの3位となり今シーズン初めて表彰台に立ちました。

緒方選手は「今シーズンは初戦から結果を残せていなかったので、表彰台に戻ってこられてうれしい。いい感じに調子が上がってきているので、次は優勝を目指して頑張りたい」と話していました。

このほかの日本勢は、ボルダーの日本一を決めることしのジャパンカップを制した楢崎明智選手が4位、16歳の安楽宙斗選手が5位、東京オリンピック代表の楢崎智亜選手が6位でした。

優勝はイギリスのトビー・ロバーツ選手でした。

ボルダーのワールドカップは次が今シーズンの最終戦で、今月14日からオーストリアで行われます。

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