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オリンピックeスポーツシリーズ2023グランツーリスモ7ファイナルでフランスのドゥルモンが見事な戦略で優勝 - Olympics

フランスのキリアン・ドゥルモンは、コースを1周回する予選タイムアタックで僅差の2位(1分14秒781)。ポールポジション(1分14秒700)のアンゲル・イノストローザ(チリ)の後からファイナルをスタートしたが、第35ラップでイノストローザをかわし、最後は5秒624の差をつけてファイナルラップを走り終えチェッカーフラッグが振られた。ドゥルモンにかわされるまで先頭を引っ張ったイノストローザは、イギリスのウィリアム・マードックにもかわされ3位に終わった。日本の後藤優介は善戦したが7位だった。

初開催となったオリンピックeスポーツシリーズモータースポーツカテゴリーファイナルでは、予選を勝ち抜いた12名のプレーヤーがトヨタGR010ハイブリッド2021を駆り、グランツーリスモ7の伝統コース、ディープフォレスト・レースウェイ(スイス/3.54km)の全42ラップを競い合った。

以下、ファイナルレースを振り返ってみよう。

初代チャンピオンに輝いたドゥルモン(フランス)は、予選タイムアタックでテクニカルトラブルのためやり直しを強いられるなどし予選2位のタイムとなったが、終始、冷静に攻め続けた。

ポールポジションからファイナルを出走スタートしたイノストローザは、スピードはあるが耐久性の低いソフトタイヤでスタートすることを選んだ。プレーヤーは3種類のタイヤから選ぶことができる。

一方、ドゥルモンと3番手でスタートしたマードックは、グリップと耐久性のバランスが最も優れているミディアムタイヤを選んだ。

序盤、イノストローザは大きなリードを取ったが、第11ラップでピットインしミディアムタイヤに交換。この時、ドゥルモンとの差は4秒。

ミディアムタイヤでスタートしたドゥルモンは、最初のピットインまでにさらに3周回し、ピットの後コースに戻った時にはイノストローザとの差は5秒に広がっていた。しかし、ドゥルモンは冷静さを保った。

マードックは、後方で起こったアクシデントを慎重に回避しながら、3位の好位置につけ前をうかがう。

1位を走るイノストローザは第27ラップで2度目のピットイン。ミディアムタイヤをそのまま使用した。

しかし、コースに戻ると、集団の中に入ってしまった。カジ・デ・ブルイン(オランダ)をかわそうとアウトに広がった時バリアに接触。大事なタイムを失った。

一方のドゥルモンは、第30ラップで2度目のピットイン。最後の12周回を最速で走り切るためにここで初めてソフトタイヤに交換。コースに戻ったドゥルモンは前にイノストローザがいることを知り即座に差を詰めていった。

ホセ・セラーノ(スペイン)は1度きりのピットインで、ミディアムタイヤからハードタイヤで最後まで走り切ろうと試みる。

第35ラップでドゥルモンはイノストローザを抜き去るが、この時に接触があったのではないかとスチュワードにより審議されたがペナルティは科せられなかった。この後、イノストローザはセラーノにも抜かれてしまう。

そして、ドゥルモンはさらに差を広げて十分なリードを保ち42周回を終え、オリンピックeスポーツシリーズ2023モータースポーツカテゴリー初代チャンピオンに輝き金トロフィーを獲得した。

イノストローザは消耗の激しいバトルの後、失速するセラーノを抜き返すことができたが、ラスト2周回のところでマードックにコーナーでかわされて3位に。

ドゥルモンの優勝タイムは54 分4秒181 。2位のマードックに5秒624、3位のイノストローザに8秒近い差をつけた。

「第1スティント(1回目のピットインまで)でソフトタイヤを使うのは役に立たないことを練習で知っていました。ソフトタイヤは消耗が早くてとてもよくないのです」とピットでの戦略を説明した。

「アンゲル(イノストローザ)がソフトタイヤからスタートするのを見て、これは自分にとって好都合と思いました。僕は第2スティントまでミディアムタイヤを使用しましたが、最後のスティント(2回目のピットインの後)でソフトタイヤを使うことがベストであることを知っていました」

「戦略が奏功したと思っています」と初代チャンピオンは語った。

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