NHK総合は24日、午後9時からの「NHKスペシャル」で、ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平投手(29)のロングインタビューを「メジャーリーガー大谷翔平~2023伝説と代償 そして新たな章へ~」と題して放送した。

番組では18年のトーミー・ジョン手術に続き、9月に自身2度目となる右肘の手術を行った大谷が、今後もし3度目の手術が必要となった場合、投手を断念する方向であると明かした。

大谷は「ピッチャーとしては2度目の手術なので、おそらくもう1度同じ症状になったら配置転換。例えば他の野手、どこのポジションになるかわからないが、そういう風になる」と覚悟を示した。

18年のトミー・ジョン手術の際は右手首の腱を移植したが、今回の手術は「左から(腱を)取ってます」と逆の腕からの移植だった。「ブレース(補強材)と生体組織みたいな。僕もよく分からないですけど」と手術内容を説明した。

ドジャースとは10年総額7億ドル(約1015億円)で契約。来シーズンは野手に専念し、25年シーズンから投手復帰を目指している。

「なるべく自分の最大のパフォーマンスを長く続ける。一番は10年続けることが目標。誰もそれだけ長く2つ(投手と野手)をやるのは今までないので。どういう風になっていくか、はっきりと言えることではないですけど、もちろん全力を尽くすということは言える。バッターとしては肘はあまり関係ないので、膝であったり腰であったり他にもっと負担のかかってくる場所がある。そこをまずケアしながら、どの程度できるのか。そこをクリアしていくためのプランを球団の人とも一緒に、ドクターとも一緒に考えながら作っていく」と話した。