ドジャース大谷翔平投手が、ロサンゼルスを拠点とするアメリカンフットボール(NFL)・ラムズの試合を観戦した。バスケットボール(NBA)、野球(MLB)、アイスホッケー(NHL)と合わせた北米4大スポーツの中で、NFLは最も人気が高いとされている。LAのスポーツ界を背負っていく-。真意は分からないが、そんな気概が芽生えているのかもしれない。

18~19年にかけて、NHLアナハイム・ダックスや、NBAで活躍する八村塁(当時ウィザース)の試合を観戦した。ただ、FAでプロスポーツ史上最高額の10年7億ドル(約1015億円)でドジャースと契約した大谷の今の注目度は、4年前と比べてはるかに高い。場内ビジョンに映し出され、17番のラムズユニホームを見せて満面の笑みを披露したのも、影響力の高さと役割を理解した上でのファンサービスに見えた。

19年の4月、大谷は自分の立ち位置を語ったことがある。野球界を引っ張っていくことに「そこまでスケールの大きいことは、あんまりまだ考えられるような選手ではないですけど、他のスポーツもたくさんあるので、そこに負けないように盛り上げていけたら」と謙虚に言っていた。今や、野球だけでは収まらない。競技の枠を超えて、スポーツ界のシンボルとなった。【MLB担当=斎藤庸裕】