国民スポーツ大会冬季大会のフィギュアスケートが28日、北海道苫小牧市内のnepiaアイスアリーナで開幕し、少年男女ショートプログラム(SP)が行われた。

男子は3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)代表の三浦佳生(18=東京・目黒日大高)が84・75点で首位発進。女子は櫛田育良(愛知・中京大中京高)が66・24点でトップに立った。フリーは今日29日に行われる。

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三浦は勝負にこだわった。ジュニア課題となるこの大会は普段のシニアとは異なり、SPに4回転ジャンプを組み込めないなどの規定がある。その中で、全3本のジャンプを確実に決めた。「パーフェクトな演技」を意識し、2位に10・33点差と圧倒。世界選手権へ向けた練習もある中、この大会で勝利を目指すのは理由があった。

「大弥の気持ちが伝わってきたから」。蛯原大弥(明治神宮外苑FSC)は昨年末の全日本選手権19位で新人賞を獲得した3歳後輩。シーズン序盤から何度も「(国民スポーツ大会に)出てください」と懇願され「本気で優勝したいという思いを感じた」と、心を動かされた。都道府県別の団体成績は、成年男女を含む各選手の順位に応じた得点の合計で決まる。この大会はたとえジュニア課題でも「スピン、ステップをやりきることを意識すれば、シニアにもつながる」と成長の場と捉える。その上で「一緒に良い演技をして勝ちたい」と誓った。