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【サクラと星条旗】日本の「Number」創刊導いた米雑誌「スポーツ・イラストレーテッド」終幕 スポーツ ... - ZAKZAK

スポーツ・イラストレーテッド誌

山際淳司氏「江夏の21球」

偉大な雑誌が、終わった。今年1月19日、米スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレーテッド」(SI)が全スタッフを解雇する予定だと発表した。同誌の発行元が、親会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)に対する四半期毎のライセンス料375万ドル(約5億6000万円)の支払いを怠り、ライセンス契約が打ち切られた。ABGは「SI」のブランドを継続させることを表明しているが、具体的な内容は示されていない。

1950年代半ばに創刊されたSIは、名高いタイムライフ社の中でも一時は一番の有力誌だった。SIのライターやカメラマンはメディア界のスターだった。絶頂期の発行部数は300万部を超え、タイムマガジンやリーダーズ・ダイジェストも凌ぐ人気だった。

スピンオフによりカナダ、オーストラリアでも出版され、1980年には日本の文芸春秋社がSIの素材の権利を手に入れ、スポーツ雑誌「Sports Graphic Number」を創刊した。1979年の日本シリーズ第7戦、近鉄バファローズを破って日本一に輝いた広島東洋カープの江夏豊投手にスポットを当てた山際淳司氏のエッセー、「江夏の21球」で本誌は一躍有名になった。

ところがデジタル時代の到来による逆境が利益を食いつぶし、2018年に親会社のタイム社が米メディア大手メレディス社に買収され、その後メレディス社からブランド・マネジメント企業のABGへと売却された。デジタルメディア企業アリーナ・グループがSIを出版する権利を買い取ったが、今年1月に支払い不能に陥り、本誌の終わりを予言することとなった。

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