<日刊スポーツDB班が選ぶ土曜午後から買いたい馬ベスト3>
<1>ワールズエンド(阪神11RアーリントンC・15時30分発走)
キャリアはわずか1戦だが父、母、そして姉と阪神コースに高い適性がある。
まず、アーリントンCの過去10年を見ると、父ロードカナロアの産駒は【2・1・1・4】で種牡馬唯一の複数勝利。複勝率も50%を誇る。昨年以降の阪神芝1600メートルでも単独最多の7勝。阪神芝マイルへの高い適性は疑いようがない。
母リラヴァティは16年マーメイドSを勝ち、3歳時にはチューリップ賞、ローズSで3着という阪神巧者。半姉ストゥーティもチューリップ賞で3着がある。新馬戦は京都で勝ったが、阪神でこそ楽しみな1頭だ。
<2>セイロンジェムズ(中山9R山藤賞・14時25分発走)
前走からの距離延長は歓迎だ。父レイデオロは、昨年以降の中山芝2000メートルで【4・1・4・18】。複勝率33・3%は産駒20頭以上を出走させた種牡馬で3位タイだ。
母シンハライトは16年桜花賞2着、オークス1着。距離が延びて良さが出るタイプだった。
横山武騎手は同じく【10・6・3・27】で勝利数は2位。今回騎乗する騎手では最多勝だ。後押しデータがそろった良血馬の快進撃がここから始まる。
<3>プッシュオン(阪神9R明石特別・14時15分発走)
父キズナの産駒は、昨年以降の阪神芝1800メートルで6勝。種牡馬別でトップタイの好成績だ。
今回の鞍上・坂井騎手は昨年以降、前走2着馬に騎乗した時は39勝。連対率44・4%、複勝率59・3%を記録する。
母はドイツ産で、芝2400メートルの米G3を勝っており、まだまだ出世が見込める血統だ。
【先週土曜の結果】
<1>グラングスト
阪神7R 8着(4番人気)
<2>トールキン
福島10R花見山特別 12着(7番人気)
<3>プラティクレール
中山12R 15着(1番人気)
◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。
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