日本オリンピック委員会(JOC)は11日、都内で理事会を開き、日本eスポーツ連合を準加盟団体にすることを承認した。27年3月31日までの期限付きとなる。

コンピューターゲームなどの腕を競うeスポーツを巡っては慎重な議論が進められてきたが、反対意見はなく認められたという。

eスポーツは18年アジア競技大会でデモンストレーション競技に採用された。それ以降、連合はJOC加盟の申請手続きを進めていたが、国際オリンピック委員会(IOC)の動きが読めない部分もあり加盟には至らなかった。

直近、IOCが「オリンピックeスポーツゲームズ」の創設を検討するなど、前向きな動きが出てきた。さらに26年に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会で正式競技に採用されたこともあり、今年2月に検討プロジェクトを設置し、検討を重ねていた。