昔の洋服を甦らせるだけでなく、アイテム自体をまったく別のものに生まれ変わらせることもできるのが、リフォームの面白さだ。「どんな要望に対しても絶対にNOとは言いません」という心斎橋リフォーム(大阪市)副社長の内本久美子さんのところには、ユニークなリフォームの依頼が数多く舞い込む。中には米軍のバッグを数個買い込んで、ブルゾンに仕立ててほしいと頼んできた男性客もいたほどだ。一方で女性客にすすめるのは「サイズマジック」。サイズの調整一つで若々しいスタイルに見せることが可能だという。服飾評論家、石津祥介さんも感心する、最新リフォーム事情を探った。
「どんなジャケットも4~6センチほど大きくできる」
――珍しいオーダーとしてはどのようなものがありますか。
内本「ほかのお客さまにも大変驚かれたのが、ある男性から依頼された軍用バッグを使ったブルゾンです。アメリカ旅行に行く前に相談されたんです。『軍モノのダッフルバッグを買ってきたら、ライダースジャケットにしてくれますか』と。私はいただいたご要望にNOとは言いません。数個のバッグを解体して、USAといったロゴの配置を考え、ダメージ加工も加えて仕上げました。料金は8万円くらいでした。我ながらかっこよくできたなと思って、ブログで公開したらものすごい反響で。依頼された男性も気に入って、その後もバッグでテーラードジャケット、コートといろいろ作りました」
――時代とともに服の好みやトレンドは変わります。今ならではの変化といえば何でしょうか。
内本「現在、生じている最も大きな変化がパターンの緩みです。リフォームでも時代時代のパターンに合わせなければ、新鮮さを出せません。だから今のお直しも緩めのパターンになりつつあります」
石津「これまで僕は男のファッションの基本はサイズ感にある、と言ってきました。サイズ感が時代とずれていたら、どんなに新しい柄、新しい色を身につけても意味が無い。男性服はここしばらくの間サイズのトレンドがタイトでした。それが最近緩くなってきていますよね。どう直すの?」
内本「今、提案しているのは『出し』。どんなジャケットも普通は4~6センチほど大きくできます。ただ、その知識がみなさんにあまりない。緩めたいといわれて、このくらい出ますよ、というと喜んでいただけます。パンツの幅も広げています。全体的に緩めのサイズ感を求める人は確実に増えてきましたね」
――丈などの「詰め」、パッドなどの「外し」、サイズにゆとりをもたせる「出し」があるんですね。さらに印象を変えられるリフォームはありますか。
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January 21, 2020 at 01:00AM
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米軍バッグをジャケットに お直しが生むオンリーワン|Men's Fashion|NIKKEI - 日本経済新聞
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