◇海外メジャー◇マスターズ 最終日(15日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
今平周吾は2年連続2回目の出場で初めて4日間を戦い抜いた「マスターズ」を、通算イーブンパー44位で終えた。
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3日目はアダム・スコット(オーストラリア)、この日はバッバ・ワトソンと連日歴代覇者と同組でプレー。インスタートから前半13番(パー5)では、1Wショットをクリークが隔てる左サイドに曲げてボギー。後半2番(パー5)でも、クリークが走る左の林に打ち込んでボギーとした。
3バーディ、5ボギーの「74」に「オーバーパーで残念。ロングホールで2つ池に入れちゃったのが悔しい」と振り返りつつ、「楽しくラウンドできた」と笑顔も見せた。
最終日のロングホールで乱れる場面こそあったが、4日間トータルのフェアウェイキープ率は80.36%でフィールド10位タイ。「ティショット、アイアンショットはこっちでもだいぶ良くなってきた。去年は全然歯が立たなかった。今年はアンダーパーが出る気配もしていた。成長したかなと思う」と話したように、第2ラウンドでは「70」をマークした。
9月の「全米オープン」で自身8度目のメジャーにして初めて予選を通過し、2カ月後の今週も突破。「そんなに飛距離にもこだわらなくなった。それ(飛距離の差を埋めようと無理をする)よりもショットの正確性、精度で戦おうという意識になってきた」という変化を経て、大舞台で確かな前進を見せた。
「全米」では決勝ラウンドで「78」「82」と崩れ、今大会も週末に伸ばせず。初の60台にも届かなかった。「ショートゲームがうまくいかなかった」と課題を分析。コロナ禍で国内の試合がほとんど行われなかった影響もあり、マスターズの結果を受けての世界ランキングは76位と2021年大会の出場権獲得ラインからは漏れている状況。まずは再びチケットをつかむための戦いとなる。
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