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なぜスポーツ指導の暴力はなくならない? 秀岳館高の会見を読み解く - 朝日新聞デジタル

 あの時から9年。

 熊本・秀岳館高男子サッカー部のコーチによる暴力問題は、スポーツ界全体における暴力の現在地を改めて示した。

 「あの時」とは、2013年1月だ。

 大阪市立桜宮高男子バスケットボール部のキャプテンが、顧問から受けた暴力などを理由に自死したことが明らかになった。そして、柔道女子の日本代表でも、監督らの指導陣が選手に暴力をふるっていたことが発覚した月でもある。

 社会通念では受け入れられない暴力が、なぜスポーツでは指導の一環として容認されるのか――。

 この時以来、そんな問題意識とともに、競技団体などのスポーツ界は根絶に向け、腰の入った努力を続けている。

 以降、取材する者としての肌感覚は、「暴力はダメ」の意識は、かなり浸透してきていると感じる。

 しかし、完全な払拭(ふっしょく)となると、その道のりは長い。暴力的な空気はいったん、日本スポーツの隅々まで染み渡ってしまったからだ。

 なぜか。

 背景の一つに指摘されるのは…

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