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大東市 eスポーツ推し - 読売新聞オンライン

 大東市が、対戦型コンピューターゲームを競技化した「eスポーツ」の推進に力を入れている。市民が気軽に体験できる拠点施設を市内に整備したほか、年度内には市民参加の大会を開催。市立中学校への「eスポーツ部」設置も視野に入れている。“ゲーム世代”の若者らへのアピールだけでなく、高齢者の健康増進などにも幅広く役立てる考えだ。(福本雅俊)

 拠点施設は、市交流施設「アクティブ・スクウェア・大東」内に4月にプレオープンした。コンピューター5台が設置されており、カーレースや太鼓を使ったリズムゲームのほか、仮想現実(VR)用のゴーグルを装着してブロックを積む体験などもできる。現在は常時オープンではなく、月1回程度開催する体験会や講習会で活用していく計画だ。

 大型連休中には地域の高齢者や子どもを招いた体験会が2日間行われ、計約40人が参加し、にぎわった。市は「想定した以上の反響があった」と手応えを話す。

 大東市は「年齢、性別、障害の有無にかかわらず誰もが参加でき、地域活性化に役立つ」としてeスポーツに着目。競技を通じて思考力や他者と連携する力を磨くことが青少年の健全育成につながるほか、高齢者にとっては「目でゲームキャラクターの動きを追いながら指を動かすことで脳が刺激され、認知・記憶能力の維持に役立つと期待される」とする。

 拠点施設は、そうした「世代間の交流の場」としても位置付けられており、今後、観戦者用のモニター画面を設置するなど内装をさらに充実させ、8月に本格オープンさせる。年度内には「小学生から30歳未満」と「30歳以上」の年代別で競い合う「大東eスポーツチャレンジ大会」を開催。来年度以降も、小学生向けの「普及講習会」や高齢者向けの「シニア体験会」「シニアチャレンジ大会」を次々と実施していく計画だ。

 eスポーツの普及に関心を持ち、市の推進事業にも協力する地元企業「ヴァーチュサービス」の田中徳員社長は「eスポーツは『遊び』の枠を超え、今や一つの職業として確立されつつある」とし、「若い世代から高齢者、障害者まで幅広い人々の生きがいになり得る」とeスポーツの可能性に期待を込める。

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