野球のワールド・ベースボール・クラシック( WBC)で日本が優勝した陰では、侍ジャパンの練習や試合、中継で人工知能(AI)などのテクノロジーが使用され、選手のパフォーマンスや視聴者の利便性向上に寄与した。
WBCでは日本代表がデンマークの弾道計測器 トラックマンを使用した。大谷翔平やダルビッシュ有らの投球でボールの軌道や回転を計測、打撃では打球の速度などを確認するなど、コンディションの調整や戦略に役立てた。

雄たけびを上げる大谷選手
Photographer: Eric Espada/Getty Images North America
日本チームに帯同したトラックマンの野球責任者の星川太輔氏はブルームバーグの取材に対し、「今回、日本野球機構(NPB)が初めて弾道計測器を侍ジャパンに取り入れた。使いこなしてもらえるか不安だったが、投手陣は一球、一球データに向き合い実際のボールを確認することで、感覚を研ぎ澄ましていったようだ」と振り返った。
今回初めて日本戦全試合を動画配信サービス「プライム・ビデオ」で生中継した アマゾンジャパンは、2つの新しい機能を大会に合わせて投入した。視聴者が見逃した場面に合わせてAIがハイライト動画を作成、途中から視聴してもそれまでの試合の流れを簡単に把握することができた。
また、視聴者が画面上で自由にカメラアングルを切り替えることができるようにした。「注目選手カメラ」で試合中にベンチやブルペンにいる大谷選手の様子を、「バックネットカメラ」では打席に立った感覚で視聴することができた。
プライム・ビデオの児玉隆志カントリーマネジャーはブルームバーグの取材に、WBCは「日本中が注目する国民的行事、お祭り」で、盛り上げるために生中継を初めて実施したと述べた。地上波との差別化については、AIを使ったコンテンツや、平日の朝に行われた決勝でも通勤途中にスマートフォンで視聴できるなどその利便性を挙げた。
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