
佐藤善一
【神奈川】サッカーJ1川崎フロンターレが川崎市多摩区の生田浄水場用地に建設を進める新しいスポーツ拠点「フロンタウン生田」。来年3月の開業に向け、明治大学生田キャンパスの学生が新しい施設と周辺地域の大型模型を制作した。模型は7月23日に開かれるフロンターレのファン感謝デーでお披露目される。
約4万8千平方メートルの敷地に、フロンターレが人工芝グラウンドや体育館、テニスコート、クラブハウス、川崎市上下水道局が多目的広場やジョギングコースを整備する。
模型の制作は、フロンターレが明大建築学科の山本俊哉教授の研究室に制作を依頼し、学生たちが昨年12月から準備してきた。模型はフロンタウン生田を100分の1サイズで再現した縦3・6メートル、横約2・7メートル、周辺地域が1千分の1サイズで再現した縦2・3メートル、横約1・6メートル。
4年の魚津陽(あきら)さん、後藤洋輝さんら学部生が施設模型を手がけた。細かい情報が書き込まれた図面の中から、模型に必要な情報を取捨選択した。色についても設計者と何度も相談して決めていった。芝の色もリアルさを出すために単色にせずソフトで加工した。魚津さんは「見た人がどんな反応をするのか楽しみです」。
周辺地域の設計は大学院1年の森下慧さんが中心となって作業した。丘陵地のため実際の高低差は数十メートルになる。地形に合わせて厚紙をレーザーカッターで切り、手作業で何重にも貼りあわせていった。森下さんは「模型で見ると、地形の様子が一目瞭然。同じ距離の避難所でも、自宅からどこが移動しやすいか理解できる」。
完成した模型は6月2日に納品した。フロンターレ管理部の谷田部然輝(ぜんき)さんは「お披露目の会場で、ぜひ学生さんに模型の説明をしてもらいたい。事務所のスタッフにも見せたい」と喜んだ。山本教授は「これだけ大きな模型を作ることはめったにない。学生は模型を分解して運ぶことも考えて作った」と話した。(佐藤善一)
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