巨額の公金を投入し、整備した施設は赤字が続く――。
東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで見られたイベント開催のあり方は、スポーツビジネスの本場・米国でどう見られているのか。
スタンフォード大アメフト部コーチで、サンフランシスコ大のスポーツマネジメント修士号も取得した河田剛さん(50)に聞いた。
――米国から東京オリパラをどう見ましたか。
「東京大会後、スタンフォード大のスポーツ部門の責任者が私に言いました。「Only at Tokyo」(東京でのみ)だったなと。スポーツでも勉強でもトップレベルを意味する「Only at Stanford」という学生を勧誘する際のうたい文句がスタンフォード大にあるのですが、それをもじった皮肉です」
「あのコロナ下で犠牲者を出さずに五輪を開催できたのは東京だけ、という称賛の意味と、巨額の公金を使ってまであれだけの大きなエンターテインメントの大会をやるのはお人よしの日本人だけだ、という意味です。米国なら採算が合わないことはやらない」
――スポーツに対する価値観の違いでしょうか。
東京五輪・パラリンピックから1年。「復興」「多様性と調和」などがうたわれた祭典は何を残したのでしょうか。汚職事件、スポーツ振興に残したもの、施設や人材を生かすには、復興やSDGsと五輪などについて、詳しい識者や関係者に功罪も課題も聞きました。
「米国ではスポーツをビジネ…
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