
◆JERAセ・リーグ DeNA2―9巨人(9日・新潟)
生まれてこの方ぬるま湯人生。自分を甘やかし、そして巨人を甘やかして生きてきた。それでも、たまには追い詰められた気分になる。まさに今が、その時。
新潟です。はるばる来たのはいいけれど、ここを落とせば首位との差は8・5ゲームになってしまう。これは「メーク何チャラ」の発動やむなしなのか。
でも、これはキツい。まだシーズンは100試合以上も残っている。いい年した大人が、ドラマだのミラクルだのと「空念仏」を唱え続けるには、あまりに長すぎる時間だな。
ここは我が軍の奮起に期待するしかない。ただ、相手はサイ・ヤング賞右腕ですよ。ちなみにサイ・ヤングの「サイ」は「サイクロン」の略で、竜巻のような剛球からついたニックネームとのこと。まあ、言ってみれば「デーブ大久保」みたいなもの…なんて話はどうでもいい。ヒーローてんこ盛りの快勝です。
そんなわけで、まずは戸郷。100球を超えてマウンドに向かう表情にグッときた。「巨人のエースはオレのもの、8回の男もオレのもの」というジャイアン的な気迫はどうだ。
バウアーと投げ合うことで「WBCの決勝」を思い出したんじゃないかな。あんな極限状態を経験してしまったんだ。メジャーリーガー相手じゃないと燃えない体になってしまったのかも…なんてね。
戸郷だけじゃない。涙が出るくらい爽快な同点弾の岡本和。打って良し、リードなお良しの大城卓も、みんな強い日本のお侍さんだ。バウアー討ちはWBCのアンコールと言ってみたい。
えっ、門脇は違うだろって? でも、2月のキャンプで、デーブさんは「門脇にしっかり振れよって言ったら、吉田正尚が降臨しちゃった」と大げさに褒めてなかったっけ。デーブさんのリップサービスもまんざらじゃないかも。
それにしてもバウアーと巨人と新潟。まさか、この3つが結びつくなんて誰が予想できたか。一寸先は闇というか光というか、何だってあり得るんだな。
だから、まだまだペナントだって分からない。メークドラマは東京ドームでも神宮でもなく札幌から始まった。今度も地方の新潟から…って、それは言わない約束だろ。
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