スポーツで社会課題解決新会社・リンクス（新庄）事業発表 - yamagata-np.jp

2023/7/19 12:33

スポーツの力で住民の健康増進を目指すと意気込むリンクスの今田康平社長（左）と栗田伸一会長＝山形市・ジョージ山形

　スポーツの力で社会課題解決を目指す新会社リンクス（新庄市、今田康平社長）の事業発表会が18日、山形市のジョージ山形で開かれた。子どもを中心に幅広い年代が集うスポーツ塾や総合型地域スポーツクラブの運営など、スポーツをキーワードに健康増進やコミュニティーの活性化などを目指していく。

　今田社長（23）は新庄東高を卒業後、仙台大でスポーツトレーナー資格を取得し、社会人サッカーの新庄バリエンテＦＣを設立した。栗田伸一会長（47）は金山町で新庄最上アスリートクラブを運営している。

　スポーツ塾は今年10月、新庄市鉄砲町の空き店舗に開設予定。人工芝を張り、幼児や小学生には遊びと運動を組み合わせたメニューで楽しく体を動かしながら身体能力を養ってもらう。中高生や大人は体幹トレーニングで、体力向上に役立ててもらう。高齢者向けに介護予防メニューも用意。交流の場となるコミュニティー機能も持たせる。

　来年度の設立を目指すスポーツクラブでは会員にサッカーや陸上、タグラグビー、モルックなどさまざまな競技に親しむ機会を提供する。部活動の地域移行を見据え、将来的には、その受け皿となりたい考え。オンラインサロンの開設のほか、弁当の提供、セミナー開催で、栄養面から健康へのアプローチも試みる。

　8月に開設費用として、目標額1千万円のクラウドファンディングに挑戦する。1年で会員数200～300人、年売上高1千万～2千万円を目標に据えている。県のソーシャルイノベーション創出モデル事業の一環で、新庄商工会議所の支援も受ける。2人は「スポーツは百薬の長。住民が心身だけでなく社会的にも満たされた状態をつくり、健康長寿を実現したい」と話した。

Adblock test (Why?)