◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人２―５阪神（１０日・東京ドーム）
巨人の「自力Ｖ消滅」を伝える１０日付のスポーツ報知。高木豊さんが「Ａクラス狙い」への方針転換を提言していた。偉いな。相変わらず一切の忖度（そんたく）がない。なかなか言えることじゃないよ。
ただ、切羽詰まれば詰まるほど、現実が見えなくなってしまうのが人間だ。少なくとも僕はそうです。今の惨状は、秋のミラクル収穫祭に向けての伏線なのでは…なんて半ば本気で信じている。ホント、どうかしてます。
５月の終わり頃。無駄に劇勝と劇敗を繰り返す戦いぶりに「ブリンソンは巨人そのものだ」と皮肉ってみた。メッタなこと言うもんじゃないな。あれから、ずっとそうなんだから。
巨人も助っ人もダメならダメでいい。思い出したように勝ったり打ったりするから、つい、その気になっちゃうじゃないか。これじゃあ、いつまでたっても生殺しだよ。
エースが「昭和投球」を披露したり、４番が神ってる（古い）ように本塁打を量産したり、傷だらけの前キャプテンが復帰即大爆発したり。頼むから、もうワクワクさせないでくれ。
そんなわけで走れば走れるじゃないか。ゴルフ…じゃなくて野球への冒とくのような怠慢走塁から一夜明け。ブリンソンが今度は足でチャンスを作った。
坂本の本塁打で１点差に追い上げた８回に、魂の内野安打。劇場の開幕だ。こうなったら、お立ち台で全国の野球少年に「ゴメンナサイ」と謝罪してもらおうじゃないか。で、結果は、ご覧の通りです。
阪神は強い。以上…としか言いようがないけど、何とかならなかったものでしょうか。投げても投げても打ってくれない。そりゃ戸郷だって焦るさ。嫌気がさして自滅するのも当然だ。
それにしても左翼スタンドは楽しそうだな。こっちだって盛大にブーイングしてみたいよ。いや、高梨さん。ヤジられているうちが花かもしれない。阪神ファンから拍手で迎えられるようになったらどうする。
週末はＤｅＮＡとの３位攻防戦。考えてみれば相手は１か月ちょっと前の首位チームだ。ということは逆も真なり。１か月ちょっとあれば、ここからテッペンまで…って懲りないね。頑張りましょう。
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