＜各駅停車＞スポーツの秋：東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

熊谷ラグビー場（手前）や彩の国くまがやドーム（奥左）などのスポーツ施設

　今秋、埼玉県北ではスポーツのニュースが続いている。ラグビーの埼玉パナソニックワイルドナイツ、女子サッカーのちふれASエルフェン埼玉、BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズ。いずれも熊谷市などを拠点としている。

　ワイルドナイツはワールドカップ（W杯）日本代表に11選手を輩出。うち7選手らが熊谷市役所を訪れ、W杯の報告とリーグワン優勝へ意欲を見せた。エルフェンも関係者が同市役所を訪ね、WEリーグでの健闘を誓う。アジア競技大会の日本代表GKで優勝に貢献した選手一人が金メダルを持参し、場を大いに盛り上げた。

　プロ野球ドラフト会議で、ヒートベアーズの2選手を育成枠で西武、オリックスが指名すれば、日本相撲協会が、来年4月に深谷市で春巡業「深谷場所」の開催を発表。スポーツの秋とはいえ、県北関連でこれほど話題が相次ぐのも珍しい。留意点が一つ。春巡業を「渋沢栄一新1万円札発行記念」と銘打つところは、いかにも深谷市らしい。（北浜修）