Search

【大谷翔平・FA去就の行方】移籍か残留か、決着はいつ?「7日(火)早朝に決まる」可能性も ジャーナリストが分析 ... - FNNプライムオンライン

阪神タイガーズの38年ぶり2回目の日本シリーズ制覇で幕を閉じた2023年のプロ野球。各球団が来シーズンに向けた補強に動く中、海外に目を向ければ、今オフシーズン最大の話題が待っている。

「選手でも監督でも日本一」阪神・岡田彰布監督(写真:時事)
「選手でも監督でも日本一」阪神・岡田彰布監督(写真:時事)
この記事の画像(18枚)

MLBア・リーグ最優秀野手に「選手間投票」で選ばれた、エンゼルスの大谷翔平(29)。

今シーズンは日本人選手として初めてメジャーリーグでホームラン王に輝き、史上初の2桁勝利に40本のホームラン。まさに歴史に残る伝説の活躍を果たした。

今オフシーズン最大の話題は、やはり、大谷の「FA去就」の行方だ。

残留か、移籍か…注目が集まる 大谷翔平(29)
残留か、移籍か…注目が集まる 大谷翔平(29)

自身初のFA(※フリーエージェント:所属球団以外とも自由に契約を結べる状態)で注目を集めている大谷。日本時間の7日(火)午前7時まで、現在所属のエンゼルスが独占交渉を持っているが、その後はメジャー全球団による交渉が解禁される。

また、日本時間8日(水)〜10日(金)には、メジャー30球団の編成責任者が集う「GMミーティング」が行われ、12月5日(火)〜8日(金)には全球団の関係者が参加する「ウィンターミーティング」が開催。トレードやFA交渉がより活発化する。

(左から)小谷真弥記者 AKI猪瀬氏 柳原直之記者
(左から)小谷真弥記者 AKI猪瀬氏 柳原直之記者

大谷の去就は果たして…。スポーツニュース番組「S-PARK」では、MLB事情に詳しい3人のジャーナリストに集まってもらい、大谷の今後を予想してもらった。候補に挙がったのは3球団。

「本人のために一番いい」残留

大谷の「エンゼルス残留」を断言するのは、MLBジャーナリストのAKI猪瀬氏。その理由は。

8月23日 レッズとのダブルヘッダー第1試合で力投(写真:時事)
8月23日 レッズとのダブルヘッダー第1試合で力投(写真:時事)

「今年8月に右肘のじん帯損傷が明らかになり、手術を受けたことで、よりエンゼルスに残留していくんだろうなと。今回は慣れ親しんだ環境で羽を休めて、傷を治して。そのためにはエンゼルスに残るほうが、本人のために一番いいと思います」

慣れ親しんだ環境で右肘の完治を
慣れ親しんだ環境で右肘の完治を

2018年にも右肘の手術を受けた大谷。復帰へのプロセスを共有できるエンゼルスに残ることが最適だろうと、AKI氏は「エンゼルス残留」を強く推す。

MLBルール“贅沢税”が残留を阻止?

しかし、ここで待ったをかけたのは、大谷取材歴9年で野球専門Webメディア「Full-Count」の小谷真弥記者だ。

(左から)小谷真弥記者 AKI猪瀬氏 柳原直之記者
(左から)小谷真弥記者 AKI猪瀬氏 柳原直之記者

「エンゼルスの場合は、いわゆる“贅沢税”が問題になると思っています」

“贅沢税”とはMLBの制度で、チームが毎年決められている年俸総額を超えると、その超過金額に応じて追加の負担金を支払わなければならないのだ。これがチーム運営に大きく響くかもしれないという。小谷記者が続ける。

エンゼルスの最優秀選手にも選出された(写真:時事)
エンゼルスの最優秀選手にも選出された(写真:時事)

「エンゼルスには今季年俸3,800万ドル(約57億円)のアンソニー・レンドン選手と、今季年俸3,545万ドル(約53億円)のマイク・トラウト選手がいるなかで、大谷選手が来シーズンに向けて“史上最高額での契約”となると、その3人だけでもチームの総年俸の半分を占めてしまいます。“贅沢税”を支払ってのチーム補強というのは、ままならないと思います」

チームの「懐事情」も影響する(写真:時事)
チームの「懐事情」も影響する(写真:時事)

来シーズンの“贅沢税”の「課税ライン」は、チーム総年俸2億3700万ドル(約354億円)。現在、破格の5億ドル(約748億円)規模の契約が見込まれている大谷が残留すれば、その年棒も“破格”になることは明らか。

エンゼルスは“贅沢税”問題という「懐事情」と向き合いながら、来シーズンに向けた選手選びが必要なのだ。

大谷“夢実現へ”ドジャースに移籍?

続けて小谷記者は、大谷のドジャース移籍について言及する。

「ドジャースは欠点がないというか、資金面も潤沢です」

今シーズン11年連続のポストシーズン進出を果たした強豪にして名門のドジャース。大谷がメジャーに来てから度々口にしてきた言葉、「ヒリヒリする9月を過ごしたい」や、「まずワールドシリーズに出て勝ちたい」という、勝利を渇望する発言にも合致するチームだ。

メジャー挑戦当初からの夢「ワールドシリーズで勝利」
メジャー挑戦当初からの夢「ワールドシリーズで勝利」

北海道日本ハム時代から大谷を取材してきた、「スポーツニッポン」の柳原直之記者も「ドジャース移籍」に同調する。

「アナハイム(※エンゼルスの本拠地で大谷も近郊で生活している)から、ドジャースの本拠地ロサンゼルスまで車で40分。大谷選手は住む場所もトレーニング環境も変えなくて済みます。さらに、かつてエンゼルスで大谷のリハビリを担当していたバーナード・リーさんが現在ドジャースにいるので、(手術を受けた)大谷選手にとって、あらゆる面で変わらずに行けるのかなと思います」

メジャー優勝・レンジャーズとの“縁”

エンゼルス残留、ドジャース移籍と2球団が出てきたなかで、2023年ワールドシリーズで優勝したレンジャーズへの移籍も可能性があるという。

日本でも「大谷番」として取材してきた柳原記者は語る。

レンジャーズは日本ハム時代から大谷をマーク(写真:時事)
レンジャーズは日本ハム時代から大谷をマーク(写真:時事)

「レンジャーズは、日本ハム時代から大谷のスカウトに一番注力していて、それは大谷選手本人も認識しているはずです。そんな縁を感じていたら、移籍はあるかもしれないですね」

小谷記者もその可能性を否定しない。

(写真:時事)
(写真:時事)

「レンジャーズは今シーズン、大型補強をして世界一になった球団です。21世紀になって“連続世界一”を達成したチームはないので、大谷を獲得することでさらにチームは盛り上がるはずです。来シーズンに向けて弾みをつけるのではないでしょうか」

決着は「7日(火)早朝」の可能性も

残留か移籍か。注目が集まる大谷のFA去就。大谷本人はいつ決断を下すのだろうか。3人のジャーナリストの見解は。

「早ければ火曜日に残留発表」AKI猪瀬氏
「早ければ火曜日に残留発表」AKI猪瀬氏

AKI猪瀬氏(MLBジャーナリスト):
僕はエンゼルスに残ると思っているので、けっこう早いと思います。もしかすると、独占交渉権が切れる(日本時間)7日火曜日くらいに、ひょっこり「大谷さん残留だよ」みたいな。そこで決まっても何らおかしくはないと思います。

「ドジャース移籍も」柳原記者
「ドジャース移籍も」柳原記者

柳原直之記者(スポーツニッポン):
本人の性格から考えると、やっぱり早く決める方になると僕も思っています。日本ハムからエンゼルスの移籍を決めた時も、(現地時間)12月1日にポスティングされて、8日には決まっているんですね。そういう事例を考えると、今月中に決まってしまう可能性はあると思います。

「資金潤沢なドジャース」小谷記者
「資金潤沢なドジャース」小谷記者

小谷真弥記者(Full-Count):
僕はウィンターミーティングが行われる12月上旬あたりで決着すると思っています。

ここは3人そろって、早期決着を予想。最短で日本時間の7日(火)、遅くともメジャー全球団が集結する「ウィンターミーティング」が開かれる12月上旬までに決断を下すと予想した。

大谷の決断は…(写真:時事)
大谷の決断は…(写真:時事)

先日MLB公式サイトが公開した今オフシーズンの「FAランキング」で1位につけているのが、大谷翔平だ。各球団から熱い視線を集めている大谷の争奪戦は、いったいどのような結末を迎えるのか。

そして「FAランキング」2位にはオリックスの山本由伸投手(25)がランクインしている。5日夜の日本シリーズ終了後、オリックスは、山本のポスティングシステム(※海外FA権を持たない選手がメジャーリーグに移籍するための制度)によるメジャー挑戦を承認したと発表している。

ポスティングでメジャーへ 山本由伸投手(25)
ポスティングでメジャーへ 山本由伸投手(25)

3月のWBCで「侍ジャパン」を世界一に導いた2人に大きな注目が集まっている2023年秋。熱いシーズンは終わっても、日本人選手の動向から目が離せない、熱いオフシーズンは続く。

『S-PARK』 旬なネタをどこよりも詳しく!
11月11日(土)24時35分から
11月12日(日)23時15分から
フジテレビ系列で放送

Adblock test (Why?)



from "スポーツ" - Google ニュース https://ift.tt/8A1gRqY
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "【大谷翔平・FA去就の行方】移籍か残留か、決着はいつ?「7日(火)早朝に決まる」可能性も ジャーナリストが分析 ... - FNNプライムオンライン"

Post a Comment

Powered by Blogger.