日本テレビの石澤顕社長が22日、取材に応じ、同局を3月末で退社してフリーアナへ転身する上重聡アナウンサー(43)へメッセージを送った。

石澤社長は「上重アナはいまさら言うまでもなく、高校球児という意味ではいわばレジェンドのアナウンサーになりました。最近はスポーツ関連の取材をしっかりやって、特に野球やいろんなスポーツにグイグイ食い込んでいました。スポーツ中継アナではエース級の人。折り紙をつけたいと思います」と語った。

情報番組などでの活躍もたたえ「聞いている範囲ではより自分を厳しい環境に置くことで新しいチャレンジがしたいということで、私たちも全面的に支えたい。自ら研さんを積んで次の場所へと飛び込む、チャレンジしていくということですから、引き続き、今後もいい関係で(お互いに)切り開いていけたらなと思います」とした。

上重アナは小学校から大学まで野球一筋のスポーツマンで、PL学園時代は甲子園に3度出場。98年夏の甲子園で松坂大輔氏擁する横浜と延長17回までもつれる熱戦を演じた試合は今でも語り草となっている。入社後もスポーツ経験を武器にプロ野球や箱根駅伝など同局看板コンテンツの実況やバラエティーなどでも活躍していた。