時事通信 運動部配信
【ブダペスト時事】アーバンスポーツのパリ五輪予選シリーズ最終戦は20日からブダペストで行われる。注目は本番でメダルの期待が高いスケートボード、パリで初採用のブレイキン(ブレイクダンス)。5月の上海での第1戦では、日本勢が激しく争った。切符を懸けた最後の戦いでも火花を散らしそうだ。
楽しんで堂々の3位 「HIRO10」、勢いのままに―アーバンスポーツ五輪予選・ブレイキン
スケートボードの出場枠は男女とも3。過去の予選大会で得たポイントに予選シリーズ2戦の得点を加えた合計点で上位3人が出場権を得る。同シリーズはポイント配分が大きく、第2戦での大逆転もあり得る。
ストリートの女子は第1戦で、世界女王の織田夢海(サンリオ)が予選敗退、五輪女王の西矢椛(同)も決勝に進めなかった。一発技のベストトリックを強みとする選手が多い中、45秒の自由演技ランのみで争う予選が関門となっており、第1戦で表彰台に立った赤間凛音と吉沢恋は、ランで安定して80点以上をマークしたことが物を言った。今回もランの精度がカギを握りそうだ。
男子の焦点は東京五輪覇者の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)の行方だ。巻き返しを狙った第1戦で予選落ちし、日本勢5番手に後退。後がない戦いだ。
ブレイキンは2戦の総合成績で決まる。残り1枠の男子は大能寛飛(ダンサー名HIRO10)が初戦で3位に入り、ライバルの菱川一心(ISSIN)をリード。女子は2枠を争う3人が上海で表彰台を独占した。決勝で福島あゆみ(AYUMI)が湯浅亜実(AMI)を破ったが、3位の津波古梨心(RIKO)にもチャンスはある。
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