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史上最大の選手団の背景にあるスポーツの可能性 - 産経ニュース

編集長ピックアップ 金子昌世

もう5、6年前になるでしょうか、新宿3丁目の老舗の居酒屋で、いまも運動面で連載が続くコラムの執筆を依頼していました。杯を重ねるこちらとは一線を画し、「現役のうちはお酒はやらないんです」とウーロン茶で付き合ってくれたのが末続慎吾さんでした。いまも現役で走り続けている末続さんが輝きを放った光景はいくつもありますが、そのうちの一つに立ち会っています。2003年世界陸上パリ大会。五輪、世界選手権を通じて初となる200メートルでのメダル、「銅」を獲得したシーンです。会場はこの夏も五輪陸上の舞台となるサンドニのフランス競技場でした。そのときの世界陸上では野口みずきさんもマラソンで銀メダルに輝き、翌年のアテネ五輪での金メダルにつなげています。

こう振り返ると、パリの地は日本勢にとって験のいい地といえるかもしれません。そんな縁あってか、海外開催の夏季五輪で初めて日本選手団の規模は400人の大台に乗る勢いです。これまでは2008年の北京五輪の339人が最多でしたので、大幅に更新することになります。

▼活躍顕著な団体球技勢、パリでメダルつかめるか バスケ男子は48年ぶり自力切符 五輪開幕まで2カ月

▼<主張>団体球技の快挙 パリ五輪へ期待が膨らむ

団体球技の夏季五輪出場(2000年以降)

選手数を押し上げた理由として団体球技が好調なことが挙げられます。団体球技で五輪に出場できるのは16チームのサッカー男子を除き、バスケ男女、バレー男女、7人制ラグビー男女などは12チーム。そんな狭き門に、開催国として出場した21年東京五輪を除けば、バレーボール男子は16年ぶり、ハンドボール男子は36年ぶり、バスケットボール男子は実に48年ぶりに自力で出場権を獲得しました。

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