「すごいぞ」「語り継がれる試合」。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝の米国戦が行われた22日、多くの県民が侍ジャパンの世界一奪還をテレビ中継で見届け、喜びを分かち合った。飲食店では熱心なファンが集まり声援を送ったほか、「特別休暇」を設けて役員や社員が一緒に応援した企業も。1点差の手に汗握る試合の最終盤、1球ごとに起きたどよめきは、最後に歓喜の渦へと変わった。
岐阜市住之江町の飲食店「BEER&CRAFT(ビアアンドクラフト)」には、侍ジャパンのユニホーム姿のファンら十数人が集まり、食い入るように中継を見守った。盛り上がりが最高潮になったのは、終盤に実現したダルビッシュ有、大谷翔平選手の「世界一リレー」。同店オーナー柴田正義さん(50)は「最高の筋書き。こんな場面は二度とないのでは」と興奮気味に話した。
大谷選手が最後の打者を三振に仕留めて世界一を決めると、店にいたファンは抱き合ったり、ハイタッチを繰り返したりして喜びを爆発させた。会社員(40)=愛知県一宮市=は「みんなが全てを出し切った」と話し、大学生(21)=岐阜市則武=は「チームの精神力はすごかった。日本の野球の新しい可能性を感じた」と、選手の「侍魂」をたたえた。
侍ジャパンを応援するため、急きょ、この日の午前中を「WBC特別休暇」に設定した企業もあった。フィットネスクラブを展開するフィットイージー(岐阜市本町)では、役員と社員計約20人が社内の大型モニターで観戦。優勝が決まった瞬間は「よっしゃー」という歓声がオフィスに響きわたった。
特別休暇を発案した副社長の中森勇樹さん(48)は「侍ジャパンからは多くのことが学べる」と笑顔。男性(34)は「最後まで諦めない姿勢が大切だと感じた」と刺激を受けた様子だった。
レプリカユニホームを販売したスポーツ用品のヒマラヤ(岐阜市江添)は、23日から全店舗で「感動ありがとうセール」を行うことを決めた。テレビで観戦した同社の担当者は「スポーツの持つ力はすごい」と声を弾ませた。
岐阜新聞社は「侍世界一奪還」の見出しで電子号外を発行し、ホームページや電子版に掲載したほか、岐阜市神田町の名鉄岐阜駅前など4カ所に貼り出した。
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