
J1北海道コンサドーレ札幌GK高木駿(34)が、自身3年ぶりの舞台で攻守の要となる。熊本キャンプ中の札幌は21日、雷雨のため、20分の練習で1日を終えた。昨年8月にJ2大分から加入した高木は、24日の開幕・福岡戦(ベススタ)で大分時代の21年以来となる、J1での開幕スタメンが濃厚。メンバーが大きく入れ替わり、下馬評は高くない今季だが、経験豊富な守護神は失点阻止だけでなく、攻撃の起点にもなり、上位進出へとつなげにいく。
激しい雨の中、短時間での練習ではあったが、高木の動きに不安要素はなかった。発熱で16日から休んでいたが、20日の復帰から順調にメニューを消化。「いよいよですね。早く試合がやりたい」。開幕3日前、見せる穏やかな表情が、心身の充実を物語っていた。
大分時代の21年以来、J1での開幕スタメンが視野に入る。J通算207試合(J1=86、J2=121)出場のベテランも「ここからまたチャレンジしていくっていう、新鮮な気持ちになる」と話す特別な思いを抱く初戦。すべき役割は分かっている。「スムーズに攻撃させるのはすごく大事。どんどん攻撃すれば相手を押し込むこともできる。リズムをつくって、そこからいい守備ができるようにしていきたい。あとは当然、しっかりとゴールを守ること」。高い足元の技術も生かし、最後方から攻勢へと導く。
新加入が10人と大きくメンバーが変わった今季、外野からの評価は決して高くないが、高木には自信がある。「ボールを取った後の切り替えはすごくうまいし速いなと、練習でも見ていて感心している。正直、Jリーグの試合を見ていても、すげえうまいって瞬間はそんなにないが、コンサはそういう場面が多い」
日々受ける印象を最も発揮できるのは、本番だという確信がある。「うちのサッカーは公式戦でこそ力が発揮される。緊張状態の中でどんどん前にボールを進ませて崩すのが札幌。ウィークポイントもあるけど、強みをどんどん出して爆発させるのがうちのチーム。だから、開幕が楽しみ」。3年ぶりの白星発進へ、自信を持ってゴールマウスに立つ守護神の存在は、大きな利となる。(砂田 秀人)
〇…右ウィングバックでの開幕スタメンが濃厚な新加入のMF近藤友喜(22)が、白星スタートを絶対目標に掲げた。21日の練習は悪天候でほとんどできなかったが、ストレッチなどで調整。オンライン取材にも応じ、横浜FCから加わった今季へ「去年は開幕に負けて、そこから10試合勝てない経験をした。そういう意味では38(試合)分の1以上の価値がある」と初戦を重要視。「僕としては勝負の年。まずは福岡戦で勝ち点3を取れるようにやっていきたい」と力を込めた。
from "スポーツ" - Google ニュース https://ift.tt/3FUClfr
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "J1札幌 GK高木駿が3年ぶり開幕スタメン濃厚「早く試合がやりたい」 - スポーツ報知"
Post a Comment